首里泊手系「松村宗棍(まつむらそうこん)墓碑|松村家墓所」|空手史跡めぐり|おきなわ空手ツーリズム
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首里泊手系「松村宗棍(まつむらそうこん)墓碑|松村家墓所」

那覇市真嘉比にある首里泊手系の史跡「松村宗棍墓碑(松村家墓所)」をご紹介します|沖縄伝統空手道振興会
那覇

かつて琉球王国に「ブシマツムラ」と呼ばれた武人がいました。首里山川に生まれで役人として王のお側役も務め、使節団として中国福建省や薩摩を訪れる事数回、薩摩では示現流という古流剣術の免許皆伝まで取得したその人物こそ、沖縄空手の歴史に燦然と名を残す、首里手の大家 松村宗棍その人です。松村は力が強く俊敏だったといわれ、人間業とは思えない程の身体能力の持ち主であった事が、伝記にも残されています。首里手系の道場にが、現在でも「松村パッサイ」など名の残った型もあり、その技術と影響力は今なお身近に感じる事が出来ます。
また松村宗棍には、のちに首里手に連なる数多くの流派を生み出した空手家を育てた、大家 糸洲安恒を筆頭に、複数名の弟子達が功績を残しています。日本本土に空手を広めた功績を持つ船越義珍も、松村の弟子であった糸洲安恒、安里安恒から師事をうけていました。
そんな歴史上の人物、松村宗棍のお墓と顕彰碑は、那覇市の真嘉比という地域にあり、同じ墓地の中には松村の弟子、糸洲安恒の顕彰碑や、孫弟子の花城長茂の顕彰碑もある、首里手系大家の史跡が集まる聖地となっています。


※墓所には偉人への礼節と敬意をもって訪問し、マナー違反(許可なく線香を焚く事/演武等の行為など)のないように立ち振る舞いをお願いいたします。

基本情報

史跡名

松村宗棍墓碑(松村家墓所)

住所

〒902-0068 沖縄県那覇市真嘉比3丁目10

駐車場

なし

備考

ゆいレール「市民病院前駅」から徒歩で約12分

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