那覇市真嘉比にある首里泊手系の史跡「花城家墓所建立由来記(花城家墓所)」をご紹介します|沖縄伝統空手道振興会
那覇
那覇市内に新都心と呼ばれる、大型のショッピングモールや飲食店が軒を連ねるエリアがあります。そこからゆいレールと国道330号を隔てた反対側に広がる、真嘉比という地域。昔はサトウキビや田芋の栽培が豊かな農村部でした。現在では閑静な住宅街として整備され、お洒落なベッドタウンとして多くの人々が生活をしています。そんな住宅街の真ん中に、突如として立派なお墓が立ち並ぶエリアがあります。そんな墓地の中に、「首里手」系統の沖縄空手を学ぶものであれば、一度は手を合わせておきたい空手家のお墓があるのをご存じでしょうか?その人物の名は「花城長茂(はなぐすくちょうも)」。首里手の大家、松村宗棍と糸洲安恒の弟子として、後に学校教育の場を通じた空手の普及発展に尽力した人物として、その名を歴史に残した著名な空手家の1人です。
※墓所には偉人への礼節と敬意をもって訪問し、マナー違反(許可なく線香を焚く事/演武等の行為など)のないように立ち振る舞いをお願いいたします。