那覇市首里にある首里泊手系の史跡「空手古武術 首里手発祥の地 碑」をご紹介します|沖縄伝統空手道振興会
那覇
沖縄空手の源流とされる琉球王国時代の独自の武術「手(てぃー)」。手(てぃー)は発展した地域によって、「首里手(すぃでぃー)」「泊手(とぅまいでぃー)」「那覇手(なーふぁでぃー)」に分類されています。その中でも琉球王国の居城があった首里で栄えた「首里手(すぃでぃー)」からは、沖縄から日本本土へ空手を広めた松濤館流の船越義珍など、その名を歴史に残す大勢の大家が排出されていきました。そんな首里手大家の名を連ねた顕彰碑が、首里城近く、那覇の町を見渡す丘の上に建立されています。石碑には唐手佐久川(とぅーでぃーさくがわ)こと「佐久川寛賀」を筆頭に、「松村宗棍」「糸洲安恒」「喜屋武朝徳」など、首里手の系譜に連なる偉人の名が刻まれています。
顕彰碑がある首里崎山公園は、首里城公園から散策路を抜ければ、徒歩で訪れる事もできますが、車道は複雑なため、お車で訪れる際は注意が必要となります。