首里泊手系「船越義珍(ふなこしぎちん)顕彰碑」|空手史跡めぐり|おきなわ空手ツーリズム
イラスト12
Karate Historical Sites Tour空手史跡めぐり

首里泊手系「船越義珍(ふなこしぎちん)顕彰碑」

那覇市奥武山にある首里泊手系の史跡「船越義珍顕彰碑」をご紹介します|沖縄伝統空手道振興会
那覇

沖縄本島の玄関口である那覇空港にもほど近く、国際的な水鳥の生息地として、ラムサール条約で保存地域にも指定されている干潟「漫湖」の河口付近に位置する「沖縄県立奥武山公園」の一角に、空手愛好家であれば誰もが知るその偉人の顕彰碑があります。その人物の名は船越義珍(1868年-1957年)。首里手の大家 安里安恒に師事し、後に日本本土で空手の普及につとめ、没後に松濤館流開祖とされた著名な空手家です。また船越は、当時使われていた「唐手」という表記を「空手」に改めた人物としても知られており、その数々の功績から「近代空手の祖」と称されています。船越義珍を流祖とする松濤館流は、現在世界中で最も愛好家が多い流派と言われています。

そんな船越義珍の功績を称える顕彰碑が、公園内にある神社「琉球八社 沖宮(おきのぐう)」の鳥居のそばにあります。碑には船越が残した「空手二十ヶ条」に記された「空手に先手なし」の文言が刻まれており、船越の生い立ちや経歴、成しえた業績と共に、その志を現生の空手愛好家に伝えています。

基本情報

史跡名

船越義珍(ふなこしぎちん)顕彰碑

住所

〒900-0026 沖縄県那覇市奥武山町(沖縄県営奥武山公園 内)

駐車場

無料(利用時間:8時~22時)/第1駐車場(鳥居側)/第2駐車場(庭球場側)

備考

ゆいレール「奥武山公園駅」から徒歩で約5分

近くの観光地

首里城 車で約10分/円鑑池 車で約10分/波の上ビーチ 車で約5分/識名園 車で約10分/大石公園 車で約10分

関連史跡

イラスト11
イラスト15